図面通りに作るのが好きなんです
製造課製造第三グループ(インタビュー実施時):Uさん

製造課製造第三グループ(インタビュー実施時):Uさん
私の所属している第3グループは8人在籍しています。後輩は年上の男性もいます。
入社時から現在まで製造第3グループです。
新卒での入社で大学の専攻は心理福祉でカウンセリング、介護などでした。
機械加工や切り出された部品を手作業で組み立てる仕事です。
切断、穴あけ、接着、溶接、曲げ等、様々な加工方法で図面通りに製品を作っています。
図面は最初は何がなんだかわからなかったですが、
気づいたらわかるようになっていました。一年くらいでやっとです。
最初は先輩方にいろいろ教えてもらうところから始まりました。
今得意なことは、慣れたので溶接です。難易度は、大小より曲がりが多い内容が難しいです。
多品種少量に対応しています。
ものづくりが好きだったので工場を志望していました。
この会社を見学したら作業内容が理想のものだったからです。
ホームページを見て説明会を受けた時に「ここはなんか違う、面白そうだな」と。
説明会を受けた時、会社の雰囲気や空気感がよかったです。
そして見学は製造第3グループの見学が最初でした。その仕事を見て「面白そう、楽しそう」だと思いました。
図面通りに作るのが好きなんです。
仕事内容を聞かれた時はいつも「図面通りにプラスチックを加工している」と言っています。
聞かれることが多いですが、もの作り以外の方には特にイメージしにくいのだと思います。
プラスチックの素材が珍しいですよね。
もの作りが趣味の友人には、「いいなぁ、楽しそう」と言われますが、
それ以外の人は、「何が楽しいんだろう?」という反応です。
初めての作業だったり、工作機械の機能を新たに教わった時は
なかなかうまくいかず大変だと思うことも多いです。
私は完全に〔全部の作業が未経験〕という状態で入ったので、
新しい作業がちょっとでも入ると難易度が上がったり、これキツイな等と思う場面もあります。
機械にもいろんな機能がたくさんあるので
新しいやり方、使い方を教えてもらうのですが
最初は全てを覚えられないし、うまくいかなくて大変だなと思うことはあります。
以前に苦手な作業が入っている製品があり、本当になかなか出来なくて、接着も失敗し、
うまくいったと思ったら今度は寸法が出ない等が重なり、もう、カーッとなったことはあります。
ひどい時は一つ作るのに12個分失敗し全部廃棄になるのですが
先輩がフォローして下さったり「私もこういう時あったから大丈夫だよ」と励まして下さったり
そのおかげで今があります。
溶接についても未だに、
「えっ、それなんですか?」、「えっ、そんなことあるんですか?」
ということがあります。そんな時はいろんな人に聞きます。
私は接客業が得意ではないので工場を選んだのですが、
仕事を進める上で意外と情報交換、コミュニケーションが必要だということが分かりました。
楽しいけど(説明が得意ではないので)大変な部分でもあります。
以前は苦手だと思っていた作業が普通にできるようになった時は嬉しいです。
成長したなと感じます。
また、自分のスキルでは少し手間がかかる程度の難易度のものを
黙々と組み立てている時は普通に楽しいです。
あっという間に時間が過ぎていきますね。
一度経験したことは覚えていますし、身についているんですね。
最初は正直、工場の人って、偏見なんですけど、
こう、暗いという、寡黙、冷たいイメージの人だとか、
皆さん自分の業務に集中してて「自分は自分」みたいなイメージの人が多いのだろうと
勝手に想像していたのですが違っていました。
皆さんフランクに教えて下さったり、助けてくれたりして、人柄が温かい。
人間関係が良いことがギャップでした。
職人というか、みんな黙ってやれ、は全くなく、
自分が緊張していた時に逆に気を使ってグループの皆さんが話しかけてくれて
それでなんだかこう、楽しくやれるというか。良いギャップでした。